阪神淡路大震災のアーカイブがYesterscapeで見られるようになりました。
神戸新聞社とQOOQの共同作業です。単にその地点に写真がおいてあるというのではなく、撮影された方向やアングルまで含めて再現され、過去への窓をのぞき込むように体験できます。
プレスリリース 2014年12月1日
報道関係者各位 株式会社クオーク
震災から20年、ARで阪神・淡路大震災あの記憶を再生
【概要】
AR(Augumented Reality)カメラアプリ、Yesterscapeを用いて阪神・淡路大震災の写真が見られるようになりました。登録地点でiPhoneをかざすと、復興した現在を背景に、1995年当時の同じ場所の写真を、まるで過去を覗きこむかのように見ることができます。
【本文】
京都市のITベンチャー、株式会社クオーク(QOQO inc.)の開発したiPhone用のARカメラアプリYesterscapeを用いて、神戸新聞社撮影の1995年の阪神・淡路大震災の写真が見られるようになりました。「タイムマシンカメラ Yesterscape」を起動すると、震災当時の写真が、撮影された同じ場所で現在の現実に重ね合わせて表示されます。撮影当時と同じ場所、同じアングルで配置されているので、現在の同じ場所に、1995年への窓があるかのように表示されます。
公開されている写真は三宮・元町周辺の101地点で、同じ地点のアングルの違う写真なども、実際に移動して確かめてみてもらえるように配置されています。
2015年に阪神・淡路大震災から20年になります。神戸新聞社では、電子版神戸新聞NEXTの震災特集ページで多数の写真と地図を公開していますが、本プロジェクトはその一環です。
【Yesterscapeについて】
Yesterscapeは2013年の公開以来100カ国以上で20万以上ダウンロードされている世界初のARカメラアプリです。空間に重ね合わせて存在する個人や共同体の記憶をテーマにしており、撮影した写真を撮影された時のまま、あたかもその空間にその時間を刻みつけるかのように保存することが出来るのが特徴です。写真はクラウドに保存されるため、たとえデバイスが変わっても、同じ場所に来れば、たとえ数十年が過ぎても撮影時のままの姿が見られます。また、家族や友人が過去に撮影した写真がある場合に、その場所に来た時に通知を受けとることもできます。(数年以上前の写真では、しばしば非常に感動的です)
さらに、過去に撮影された写真をアプリやWebから登録することもできるため、個人的写真だけでなく、今回の神戸新聞社、大学や自治体、一般の人々の共同ですすめる大小のプロジェクトもあり、歴史的写真や数十年前の懐かしい写真なども増えつつあります。今後は、前回の東京オリンピック当時の東京や、次回東京オリンピックに向けて変わっていく東京の記憶なども充実させていきたいと考えています。アプリは現在はiPhoneのみの対応ですが、Androidバージョンの開発も進めています。
【株式会社クオークについて】
株式会社クオーク(英名QOOQ inc.)はアルバイトを含め、社員7名の京都の小規模ベンチャー企業です。2007年の設立以来、「10年先の人々の意識の変化」を念頭に常に新しい試みを行っています。最近では、2014年11月に発表した、iPhone本体を筆のように動かすアクションで現実空間に文字を描くことのできる「AR書道」も、Yesterscapeと同じく、単なるエンタテインメントではない、やがては現実の空間に重畳されるようになるであろう情報空間をテーマにしています。
【アプリの入手】
YesterscapeアプリはiTunesAPPストアから入手できます。
URL:https://itunes.apple.com/us/app/id629762985
検索でYesterscapeまたはqooqと入力するのが簡単です。
【本件に対するお問い合わせ】
<アプリについて>
株式会社クオーク(QOOQ inc)
住所:京都市上京区甲斐守町97
弊社HP:http://www.qooq.co.jp
アプリHP:http://yesterscape.com
<コンテンツについて>
神戸新聞社 デジタル事業局メディアプロモート室
電話:078-362-7329
Email:webmaster@kobe-np.co.jp
特集HP:http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/sinsai/
Yesterscapeで写真が見られる地点